サステナビリティ

ガバナンス

ガバナンス強化に向けた取組み

基本的な考え方

当社グループは、経営の効率化及び透明性を確保し企業価値の継続的な向上を図るとともに、内部統制システムの構築・強化及びその実効的な運用を通じて経営監督機能の強化・社会的責任を果たすため、グローバルガバナンスの強化を経営上の最も重要な課題の一つと位置付け、実践しております。

取締役会

当社の社内取締役はいずれも業界や各担当業務に精通し深い知見を有しており、社外取締役は財務・会計、リスク管理及びコンプライアンス等に関する知識、経験、専門性を有しておりますので、取締役会はバランス良く構成されているものと考えております。

グローバルガバナンス体制図

グローバルガバナンス体制図

コンプライアンス

コンプライアンスの方針

当社は、社員行動基準において法令遵守、公正な取引、ハラスメントの防止、贈収賄・利器供与、反社会的勢力の排除、その他不正・腐敗行為を禁じ、法令遵守を徹底する方針を明記しています。この方針を「行動の手引」として全社員に配布するとともに、定期的にコンプラアンス研修を実施しております。

コンプライアンス体制

当社は、社長を委員長とするリスク・コンプライアンス委員会を設置し、四半期毎(必要があれば随時)開催しています。委員会では、コンプライアンス違反事案や内部通報窓口への通報事案の報告や対策、コンプライアンスへの取組み等について議論しています。

内部通報制度

当社及び国内関係会社共通の内部通報窓口を当社内部及び外部に設置し、公益通報者保護法及び消費者庁のガイドラインに準拠した運営を行っています。通報の状況については、リスク・コンプライアンス委員会で定期的に報告され、必要に応じて取締役会において報告されます。

海外関係会社は、各社が現地法令等に則り、各々制度運用を行っております。

当社のコンプライアンス体制図

当社のコンプライアンス体制図

社会貢献活動

公益財団法人 不二科学技術振興財団の活動

当社は、不二科学技術振興財団の理念や活動に共感し、支援を行っています。
この他、地域社会を始めとした社会貢献活動を可能な範囲で継続して参ります。
不二科学技術振興財団は冷凍空調関連団体との協力を行い、人々の生活環境の向上及び省エネルギーの促進を通じて、豊かな社会の発展に寄与することを目的として2013年7月に設立されました。

主な活動として、冷凍空調、給湯およびそれらのシステムに関する技術を中心とする研究活動への支援、それらに関わる情報収集および提供、刊行物の発行を行っております。

環境への取り組み

環境負荷低減を通じて、社会貢献したいと考えます。「脱炭素化」、「省エネを支える製品」、「環境負荷物質対応」の3つの柱を国際規格のISO14001に基づくEMS(環境マネジメントシステム)を構築して取り組みます。

脱炭素化

POINT A
製品への封入冷媒
お客様の理解を得ながら、自然冷媒を始めとする低GWP冷媒使用製品への切替えを推進していきます。
POINT B
製品の性能検査用冷媒
製品出荷前の性能検査に使用する検査用冷媒を環境負荷の低い、低GWP冷媒への切替えを推進していきます。
POINT C
生産に関わるエネルギー
電力使用量のモニタリングなどを通じて、電力使用量の低減を推進していきます。

当社のCO2排出量の推移(Scope1/2)

当社のCO2排出量の推移(Scope1/2)図

省エネを支える製品

当社のヒートポンプサイクル対応製品は、空調機器における省エネ性能を向上させていくうえで重要な役割を担っており、様々な領域で使用されております。
代表的な最終製品は、電気自動車、エアコン、エコキュートなどで、電子リニア制御弁、電磁弁、調整弁、逆止弁、タンク、ドレンポンプなど多くの製品が活躍しています。

POINT 1
EV自動車
POINT 2
HPサイクル機器
POINT 3
エコキュート

環境負荷物質対応

当社では、地球環境への負荷低減として、設計、調達、生産の各段階において、環境負荷物質の管理をするとともに、使用の削減に努めております。
また、国内外の法規動向を把握し、RoHS・ELVを初めとした各種環境法規制を遵守し、環境に配慮した製品づくりに取り組んでます。

品質への取り組み

不二工機の品質方針

品質方針

  • 品質の原点は、顧客第一主義にある。
  • 品質保証は、全員参加によるゼロディフェクトを原則とする。
  • 品質問題は、真の原因を追及し、本質的な改善をはかる。
  • 品質システムのルールを遵守し、常に向上をはかる。

品質マネジメントシステムの認証取得

国際規格のIATF16949・ISO9001に基づくQMS(品質マネジメントシステム)を構築し、世界中のグループ会社と連携し、徹底した品質管理を展開しています。

IATF16949 ISO14001 ISO9001
不二工機宇都宮事業所
(株)不二コントロールズ
(株)不二プレシジョン
(株)不二テクノス
(株)マキシス工業
Fujikoki De Mexico S.A. de C.V.
Fujikoki Czech s.r.o.
台湾不二工機股份有限公司
蘇州不二工機有限公司
蘇州大華冷熱工業有限公司
FUJIKOKI THAILAND CO.,LTD
大韓工機(株)
大韓冷熱工業(株)

品質保証工程プロセス

設計段階の早い時期から生産工場と連携を取り製造工程側からの意見・要望を取り入れ、生産準備を行います。ルールを守って正しい作業をし、日々の生産での小さな品質問題でも徹底的に真因を追究することで、大きな問題への発展を未然に防ぎます。

  • 製品開発

    他に懸念点は
    ないか?

    関連部門で構想、製品設計、信頼性、採算性、生産性を検討し、社内のステップ会議を経て製品化します。各項目には品質が深く関係し、常に最適な状態を維持・管理していなければなりません。

  • 生産準備

    問題なく
    作業できるか?

    製品の最終仕様決定後、生産ラインの検討・構築を行います。また、作業要領書等の帳票類の作成や、作業者の教育等を行い、量産体制を確立していきます。

  • 量産対応

    取り決め通り
    生産できているか?

    営業から客先の注文情報が社内へインプットされ、その情報に基いて、工場にて生産を行います。工場で生産した完成品は、営業倉庫へ発送して、在庫保管を行います。その後、営業倉庫から客先の注文情報に基づき、客先へ完成品を出荷します。

不具合調査フロー

製品で不具合が生じた場合、グローバルのお客様に迅速に対応するため、主要生産拠点に品質管理部門を設置し、最短調査を行います。
グローバル品質保証部は、不具合内容を正確に把握したうえで、報告内容が適切かチェックし、必要に応じて横展開します。

不具合調査フロー図

品質向上の取り組み

不二工機では年1回グループ会社が日々の生産において改善した取り組みを、QCサークル発表会で発表し、他工場と切磋琢磨しながら、品質のレベルアップを図っています。

仕入先の品質管理

部品を供給頂く仕入先様の品質もより向上して頂くため、年2回(上期‧下期)に、生産概況説明会の中で、品質マネジメントについて、説明させて頂いています。

関連情報